人は群れ(集団生活)で助け合い生きています。
捕食動物の頂点に立つのは人間ですが、一人ではなにもできません。
古代の【狩の時代】は、人が群れ(集団)で狩りを行っています。
人が集団行動するのはどんなに捕食動物の頂点にいても、単独での行動はライオンなど強い動物に捕食されるからです。
ケガをした時に【体は痛い】と反応しますが、単独(孤立)での行動をすると【心は怖い】と反応します。
人の脳は良くできたもので、
対人関係を「自分勝手な考え」(思考)で行うと群れから外され仲間外れになり孤立します。
その時の心(脳)は、怖い気持ちが生じます。
孤立すると恐怖心が出てくるのです。
孤立すると恐怖心が出るように、脳はセットされています。
通称:うつ病とは、対人関係で孤立したときに生じる心の苦痛です。
言い換えれば孤立したときに生じる【強い恐怖心】です。
恐怖心は孤立してはいけないという、古代から脳にセットされているSOSなのです。
自分勝手な考え、利己的な考えを改めなさいというSOSなのです。
心の免疫が作動しSOS(恐怖心)で思考の修正を求めているのです。
人は集団で生活するように脳がセットされています。
孤立すると恐怖心が出るようにセットされています。
孤立して死なないように心の免疫が備わっています。
利己的な考え(思考)で群れの生活を乱さないように脳機能が働いています。
うつ病の心の苦痛と言うのは、脳が利己的な考え方を止めなさいというSOSの信号です。
心の免疫とは本人を守りますが、それだけでなく人間という【種】を守る働きもあります。
利己的な考えをしていると心に苦痛(恐怖心)がきてうつ病と言われますが、この苦痛というSOSを無視して考え方を改めないと、脳は【死】を選択させます。
追い詰められて自殺するのは考え方を改めないで、集団生活を乱し、人間の種を守れないときです。
脳の仕組みは簡単にできています。
苦痛がくれば利己的な考えを改めれば良いのです。
対人関係を尊重する考え方になれば良いのです。
集団生活に適応する考え方が大切です。
ケガをして痛みがなく気が付かねば、その傷に菌などが入り大きな傷になります。
利己的な考えをしても心に苦痛がこなければ、対人関係を乱し集団生活ができません。
チームの存続も危険になり、人という種も守れません。
心の苦痛と言う【うつ病】は、言い換えれば自分の利己的な考えを改めるチャンスです。
何度も心の苦痛を乗り越えた人は、穏やかな人格を形成していきます。
うつ病を「何か怖い精神病」と勘違いし、差別する風潮がありますが、そうではなく人を守り種を守るために必要な脳の働き(心の仕組み)です。
うつ病だ!大変な脳の病気だ!と、思わなくても良いのです。
脳内の情報伝達物質:セロトニンの不足だと思わなくて良いのです。
考えを変えるのに、向精神薬や抗うつ薬などが必要ですか?
それらを服薬して、群れに適応する考え方になりますか?
群れに適応しない自分の未熟な考え方は、自分で変えるしか方法がありません。
どんな精神科医でも、どんな高貴な宗教家でも、自分の考え方を変えることはできません。
うつ病の主治医は自分自身だと理解してください。
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