うつ病とは何か? NO,11

  

【なぜ悩む? なぜ心配する?】・・・心配性と欲。

【心の健康教室:うつ病予防】セミナーで、

皆さん【なぜ悩んだり心配するのか】考えたことがありますか、と問うと、

全員が【考えたことがない】と答えます。

なぜ心配するのか。

躾で親から心配性が伝承され、過去を振り返ったり将来の先読みをするようになります。

将来などいくら考えても、死ぬこと以外はその時が来るまで分かりません。

人は分からいことを考えると【不安や心配】を抱きます。

この思考の状態を【将来の先読み、先不安】といいます。

先読みの癖は親から子へ、子から孫へと躾で受け継がれていきます。

【あの中学へ行きなさい、あの高校へ行きなさい、あの大学へ行きなさい】、

その為に、今頑張って勉強しなさい。

親は先のことを考える癖を、躾で子に与えます。

あんな子と遊んではいけません。

そんなことをすると、「危ない・汚い】ですよ・・・。

一部の親は、子供の言動を強制したり誘導したりし、束縛して躾をする人がいます。

子供の頃は全て親に依存しているので親の言うとおりにします。

躾をする親は、

子供が何かの失敗をして、怪我したり悪いウイルスを持ち込んだりするのを恐れます。

子供は子供なりに大切な対人関係があり、この時期が後日大きな成果を上げます。

ことわざに【子は失敗する権利がある、親は子供の失敗を見守り支える義務がある】と言います。

子供の失敗を極端に恐れるのは、子供が失敗をすると世間に迷惑をかけるからです。

成功も失敗も経験しなければ、生きていくのに必要な知恵が身に付きません。

大きな自然災害が来ると、【今までに経験したことがない台風】等といいます。

経験しておれば対策の立てようがありますが、何も経験したことがなければ対策の立てようがありません。

人間関係も一緒です。

子供の内に失敗や成功事例を多くもつと、後日、何かの問題に遭遇してもあわてません。

子供の内にする失敗は、親が気にするほど世間は気にせず大目に見ます。

躾の目的が子供の成長なのか、親の世間体なのか疑わしい親がいます。

反社会的な問題を起こすと社会の人は、【親の顔が見たい】といいます。

そうかといって反対に、子供とはいえ大人になったのだから、

子供が起こした問題は【子供の責任だ】と、責任放棄する親もいます。

人は群れで生きており集団生活するには、【理性】が必要です。

理性とは【ルールやマナーの常識、協調心、良心、道徳心、善悪の判断力・・・等々】

親が子を囲み過ぎると子供の頃に対人関係を重ねて得る、群れで生きるための【理性】が育ちません。

経験が浅い人の特徴は、

将来の先読みをで不安をもち、過去を振り返る癖で【こだわりが】が強くなり相手を許すことができません。

【欲】を正しく理解する。

人の欲とは【地位や名誉、財産、権力・・・とお金】などと思われているでしょうが、

突き詰めていくと、【地位や名誉、財産、権力・・・とお金】等は、自分を認めて欲しい、

自分をほめて欲しいという心に行き着きます。

欲がなければ生きて行けませんが、利己的に【私だけを認めて欲しい、ほめて欲しい】

という欲が強い人がいます。

対人関係が未熟で【利己的な欲の強さ】を親から躾で伝承された人が、

思春期になり、親の束縛から離れて対人関係が深めると、

周りの人との対人関係で己の未熟さを知り、自我の芽生えと共に親との関係がギクシャクします。

子供の頃に失敗や成功事例が人を大きくしますが、過保護に育ち失敗の経験がないと、

【感謝の念】がなく、その一部の人は【イジメる人:イジメられる人】になったりします。

大人になって【子どもの躾のため】と子供を虐待したりします。

また躾の強制で囲い込まれて育った人は、何事も与えられてきたので、

成人してからは気配りが少なく、【常に見返りを求める人】になってしまいます。

心の健康教室・さがらセラピー【うつ病の予防と改善方】

【一般社団法人:心の健康教室】と【特定非営利活動法人:人間賛歌】が共同で送るメールマガジンです。 ここではうつ病の予防法や心身の健康法を多角的に捉え紹介していきます。 またその時に生じた心の不健康が原因となる時事問題や事件の考察や、人物紹介、海外15か国を訪問した【放浪記】なども併せて提供していきます。 7月1日より【うつ病の予防と改善方】の参考書・DVDを販売中です!

0コメント

  • 1000 / 1000