少し前の話になるのですが、ネット記事でとても素敵な話があったので紹介したいと思います。
中国在住で、小学生の男の子。
彼には親友がおり、その親友は4歳の時に『重症筋無力症』(*日本では指定難病とされており、全身の筋力低下、特に眼瞼下垂、複視などの眼の症状をおこしやすいことが特徴です)と呼ばれる筋肉の病気を患い、自分の力で足を動かすことができなくなってしまいました。
そこで男の子は小学校から6年間、毎日欠かさず親友を背負って登下校したそうです。
それどころか飲み物を取ってきたり、昼食をとってきたり、果てはトイレにまで連れて行ったりと、歩くことのできない親友のためにあらゆる手助けを続けてきたそうです。
彼はインタビューで「親友の子は身体が軽いし、僕は身体が大きい。だからそんなに大変なことじゃないです。それに僕がやらなきゃ誰がやるんだって思って。(将来は)社会のために、誰かを助ける道に進みたい」と語ったそうです。
そんな男の子はこれまで一度も愚痴をこぼしたり、これを自慢することはなかったそうです。
初めてこの記事を読んだとき、私に今まで一番欠けていた心を子の男の子はもっていたんだなと思いました。
本当は誰もがもっているのですが、時が経つにつれ色々な事を学び、忘れていった心。
この心をもつことこそ、心の健康に繋がるのだと思います。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
大村 栄理
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