この度不定期ですが、
【心の健康】を目的に社会の様々な話題を取り上げ、ネットワークを作りながら発信していきます。
【福岡介護福祉ネットワーク】の特徴は、独自の研究を通して構築された【うつ病の予防法】を皆様にお伝えしていくことです。
この度の情報は、お会いし名刺交換等をさせて戴いた方に発信しています。
なお当方が発信する情報が必要ないと思われる方は、ご面倒をおかけしますが【大村栄理】までおお知らせください。
人物紹介 【その1】
大村栄理 (さがら療法:心理研究員)・・敬称略
日本社会は少子高齢化でどこの職場も人手不足が深刻になっている。
だが一つの解決策があるので人物紹介に併せて紹介したい。
今から約10カ月前に大村栄理と出会った。
その彼女が今日本中で生じている人手不足の解決策となり得るので併せて紹介したい。
九州の北部に福岡県があり、その中心部に筑豊がある。
筑豊は直方地区・田川地区・飯塚地区(含む旧嘉穂郡)がある。
飯塚地区はその昔、住友鉱業・三菱鉱業などの炭鉱があり明治以降栄えた地域だ。
その炭鉱も今はなく、街を歩くとシャッター通りになっている。
今の若い人に炭鉱という思い出はない。
この地域には【遠賀川】という一級河川が流れ、地域を支えてきた。
石炭は遠賀川を利用し、筑豊から北九州市を経て玄界灘へと運んでいた。
また石炭の積み出しのため筑豊の隅々まで鉄路ができて賑わった地域だ。
遠賀川の源流の1つを登っていくと、今は嘉麻市になっているが旧嘉穂町がある。
周囲を山に囲まれた静かな田園地帯である。
嘉穂町から南へ幾つかの峠を越えていくと、天領日田や甘木へと続いている。
定かではないが、
嘉穂町やその近辺が【卑弥呼の里】だという人もいて、散策すると楽しい場所だ。
その嘉穂町の中心部で父【大村幸一】、 母【大村久美子】の元で生を受けたのが、
今から紹介する【大村栄理】という女性30歳だ。
通称【えりちゃん】だ。
エリの祖父はその昔2・26事件で巣鴨刑務所に入った【大村直幸】だという。
定かではないがまたエリの父はその話を否定しているが、
祖母【大村絹子:95歳】の話は、絶対戦争反対を貫き通した夫の【思い出話】として信じるに値する。
【本人の自己紹介文があるのでここに添付する】
私の名前は大村栄理といいます。歳は30歳です。
私は去年の10月に相良先生と出会うまで、高校3年生から12年間過食症で、25歳からの5年間引きこもりでした。
相良先生のカウンセリングは、父が知り合いに紹介して頂き知ったのですが、最初は行きたくなくて渋っていました。
それは今まで心療内科や精神科を5件ほど通ったのですが、病院を全く信用できなかったので、どうせまた一緒だと思っていたからです。
しかし、年齢も30歳になり、このままではいけないという思いもあり、去年の10月に父に半ば強引に連れてこられました。
ですが、相良先生のカウンセリングを受けて、今までうずくまっていた自分が前を向けるようになりました。
その後は1カ月ほど生活リズムを戻すために週5日通わせて頂き、そこで心の健康教室のDVDを見たり、参考書を読んだりと勉強させていただきました。
その後、相良先生からここで働いてみないかと言っていただき、去年の11月から相良先生の元で勉強させて頂きながら働かせていただいています。
今は、心の健康教室の講師やカウンセラーを目指し、少しでも社会貢献出来るように頑張っています。
本人談にあるように、ある時父親が同行しカウンセリングを受けに来た。
カウンセリングは通常3時間と決めており、朝の9時から12時までだが、今の満面の笑みと違って来た時の顔は【般若の面】のようであった。
随分と心は深みにハマっているなと感じた。
それでも基本の3時間を待たずに、2時間を過ぎた頃には泣き顔の裏に笑顔をみた。
話の内容から昼夜逆転の生活をしており、食事は自分の部屋に運び一人で食べていた。
喫煙の癖があり、また毎日のように缶ビールを飲んでいた。
さて本人をどう料理して行こうかと思案した。
先ずは昼夜逆転の生活を立て直すことにし、毎日朝起きて私の所へ来るように促した。
それと共に【心の健康教室】で心の不健康とは何か?を学ばせた。
理解が早かった。
向学心がよみがえり、心の解剖図を理解していった。
本人はこれで良いなと思われたが、両親は他力本願のままだった。
私の所へ来るようになり2週間を過ぎた頃まで、母親からは何の連絡もなかった。
母親を呼び出し厳重注意をした。
また本人が頑張り始めていたのに父親も無関心なところがあった。
お父さんは今日どうしているかとエリに聞いた。
えりの答えは【今日はゴルフに行ってます】との返事だった。
大切な娘を私に預け自分だけゴルフに行くとは何事か!と、これではいけないと父親を呼び出し厳重注意をした。
どうにか両親の目が覚めた。
今まで娘のことは心配はしていても、口には出さず我慢していた。
30歳になる娘には、これが最後のチャンスだと思われた。
親が爆弾でも触るように娘に接していたのを、食事を一緒にし、会話をするように仕向けた。
だんだん寒くなり、施設で行う年末恒例の【餅つき】に祖母が来た。
祖母を見て、今まで祖母が支えてきたのが分かった。
日を追うごとに祖母の笑顔や両親との会話に励まされ、一枚ずつ苦痛の顔が消えていった。
それはそれで良いのだが、エリの将来を考えると心配の種が1つあった。
何か【資格】をもつ方が良いと気がつき、知人に頼んで介護の資格をとることなった。
7カ月間の【介護:実務者研修】を受け、介護の資格を身につけた。
少し安心した。
期待の星であるえりちゃん・・・との会話。
東大を出るとそれなりのキャリアで生きていける。
えりちゃんは東大卒のキャリアがない。
だが東大卒にもない【えりちゃんだけのキャリア】がある。
10数年間、心に苦痛を抱え耐え忍んだキャリアがある。
それを乗り越えた実績がある。
これからは自分と同じように苦しんでいる人を【支える】ことができる。
長女として生まれ厳しい躾けを受けた。
親に甘えたい時もあった。
私立の進学校である中高大一貫校に行った。
15の春には将来の夢をかけた行きたい大学があった。
その夢も消された、と思った時もあった。
過食に走ったり引きこもったり、苦しい経験を味わった。
ヤケを起こしそうにもなった。
孤独だった時もある。
誰かに支えられていると思った時もあった。
少しの優しさに触れた時もあった。
若いのに人生を悟ったと勘違いした時もあった。
苦しかった。
心の中を全てぶちまけ、聞いて欲しかった。
人知れず何度も涙した。
でも、でも、そんな自分を乗り越えた。
相手を許すことを覚えた。
自分も許すことも分かった。
親とも和解できた。
自分を待っている祖母の気持ちがありがたく、また理解できてきた。
今はそれ以上に、年老いて小さくなった祖母の身が心配になっている。
人生って苦しいことの積み重ねだと知って欲しい。
苦しさは【感謝の念】で消えることを知って欲しい。
相手にも欲がある。
【認められたい・ほめられたい】と思う心が、相手にもあることを知って欲しい。
日々相手を許すことの大切さが、人生の修行だと知って欲しい。
心の仕組みや心の不健康とは何かを知り、ひと(他人)を支える方法を学んで欲しい。
誰かを支えルのは体力がいる、食べ過ぎに注意して体力を付けることだ。
昨日、心配していた妹も単身カナダへ行った。
時間があれば連絡をとり支えて欲しい。
大村栄理30歳、女性。
今、苦しんでいる多くの人を支えたいと、人生の再出発へ踏み出した。
頑張れ! 栄理。
もう1人じゃない。
苦しんでいる多くの人が、君の支えを待っている。
【文責 さがらごろう】
0コメント